2024年春アニメの感想！一押しの注目作品から見どころを紹介

2024年6月30日2024年7月1日

2024年も折り返しに来てしまい、ついに6月が終了しそうです。6月が終了すると、季節が変化するだけではなく、アニメが変わります。そう、夏アニメです。今回は、2024年の春アニメで面白かった作品や、注目していた作品の感想を述べていこうと思います。

あくまで個人的な春アニメの感想です。もちろん、ほかの意見やおすすめアニメがあれば教えてほしいです。それでは、どうぞ。

2024年の春アニメ！感想は？

2024年の春アニメ一覧表

最初に今期のアニメを振り返りましょう。2024年の春アニメはどのような作品があったのか、一覧にして表示していきます。アニメ映画作品を含めると相当数存在しますが、今回はテレビアニメ放送がされている作品をメインに紹介していきます。

おすすめできる春アニメはなんだ？

今回見ることができる春アニメは、全部で「80作品」近くあります。中には再放送作品もありますが、これだけの数の作品が放送されるようになりました。今季数あるアニメの中で、自分が自信を持ってお勧めできる作品はいくつかあります。今回は、2024年の新作春アニメでおすすめの作品を5つ厳選して紹介します。後ほど、感想も併せて記載していくので、ぜひ見ていってくださいね。今回、個人的に注目してみていた作品は、以下の5作品です。

• 声優ラジオのウラオモテ
• ガールズバンドクライ
• 変人のサラダボウル
• じいさんばあさん若返る
• 夜のクラゲは泳げない

ひどいという声が多いけど、どうなの？

春アニメが「ひどい」というのは、何も内容がひどいということではありません。むしろ、2024年の春アニメはかなり豊作で、良い作品がたくさんありました。続編シリーズも多数あり、特に「ゆるキャン△」や「響けユーフォニアム」などの続編は、ずっと待ち焦がれていた方もいるでしょう。今回「ひどい」というワードで響かれるようになったのは、過去の作品などの影響のようです。2023年とかね。また、前期放送されていた「葬送のフリーレン」の影響もあるようです。

2024春アニメはやばいってどういうこと？

2024年の春アニメがやばいという感想が、一部であふれていました。その理由は、「戦隊大失格」という作品です。作画関係や、内容から一話切りをした方もいたようですが、この作品の真骨頂は3話以降です。3話以降で、隠された設定や世界観の重さがあらわになります。そして、騙しあいの毎日が幕を開けていくと、作品の奥深さと設定の作りこみに、のめりこんでいく人が多数続出しました。

「忘却バッテリー」も、多くの人が勘違いで先ぎりををして後悔した作品です。ただのギャグアニメのように見えて、バッテリーの絆の深さがわかる作品です。むしろギャグの要素なんておまけで、実際にはシリアス展開が和数を重ねるごとに増加していきます。野球に対して全力で向き合う少年たちの、必死な姿がそこには描かれています。「寒いギャグ」といじり続けられていますが、その寒いギャグは最後まで残っていましたね。

2024年の春覇権アニメはなんだ

みんなで投票してランキングを決めてみようという、「みんなのランキング」では次のような結果が出ていました。多数ある続編アニメを抑えて、新作が一位に輝いていますね。これは、個人的にも驚くべきことでした。別の作品になるかなぁと思っていましたが、いつの時代も熱血スポコンものは面白いですね。程よくギャグパートもあるため、気軽に見れることも、よいかもしれません。

1. 忘却バッテリー
2. 転生したら第七皇子だったので、気ままに魔術を極めます
3. この素晴らしい世界に祝福を！３
4. 怪獣8号
5. 転生したらスライムだった件 第三期

AbemaTV公式に発表している再生数ランキングを調べてみました。その情報に関して調べてみると、次の順位で再生数が稼げているようです。

第1位：テレビアニメ「鬼滅の刃」柱稽古編
第2位：転生したらスライムだった件 第3期
第3位：転生貴族、鑑定スキルで成り上がる 
第4位：転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます
第5位：無職転生II ～異世界行ったら本気だす～（第2クール）

『何を見た？』2024年春アニメの感想について

1. 声優ラジオのウラオモテの感想
2. ガールズバンドクライの感想
3. 変人のサラダボウルの感想
4. じいさんばあさん若返るの感想
5. 夜のクラゲは泳げないの感想

声優ラジオのウラオモテの感想

声優ラジオの裏表の原作は、ライトノベルです。原作はラノベが12巻発売されており、コミカライズ版は4巻まであります。2019年に行われた第26回電撃小説大賞の大賞受賞作品です。2022年6月時点でシリーズ累計発行部数は20万部を突破しています。『このライトノベルがすごい！2021』では、本作が文庫部門で第15位、新作部門で第8位にランクインしたほどの、人気作品です。（これは、2024年6月現在の情報です）

この作品の見どころは、キャラクター設定がしっかりしているところです。二人の主人公がいて、声優として成長する姿。そして、人間として成長していく姿を描いている作品になります。二人の関係は徹頭徹尾「友達」とは安易に言うことができない、何とも言えない距離感を常に保ち続けます。二人とも、自分に正直なところも、認めたくないところも持ち合わせた、人間味のあるキャラクターです。とても身近に感じて、別世界の住人である彼女たちを、非常に身近に感じることができます。様々なシーンで感情をきれいにわかりやすく描写しており、共感しやすく世界観にのめりこみやすいです。アニメ好きであれば、のめりこみ必須な内容であることも面白い。ラジオもする、声優もする、アイドル活動もする彼女たち。知りたい世界、見たくない現実、興味のある世界。様々な興味関心を引く要素にあふれ、毎週楽しみにして待っていました。

ガールズバンドクライの感想

ガールズバンドクライは、2024年春アニメのオリジナル作品です。作成は東方アニメーションによって行われており、全体的に完成度が高いことが特徴です。アニメ放送までに、劇中に登場するバンドの楽曲が5つ先行販売されていました。シングルのCDのほか、YouTubeでも活動をしており、2023年5月にプロジェクト発足情報が公開されて以降、何も情報がなかったファンからすると非常にうれしいことでした。

感想としては、ちょっと主人公のめんどくささが際立った作品であると感じました。そこもまた人間らしいのですね。ただ、まっすぐに自分の芯をもって貫いていく姿は、やはり多くの人をひきつけますよね。僕も熱中してみていましたし。ラストに向けて徐々に盛り上がっていき、最終的にはあまり想定していない方向へアニメは着地しました。個人的には、円満な感じでアニメが終了してくれて助かっています。覇権アニメの呼び声も高く、CG技術の高さが際立ったと思います。CGアニメ作品でいえば、バンドリも結構すごかったですが、この作品はそれ以上です。

変人のサラダボウルの感想

平坂先生による、ライトノベル作品が原作です。ガガガ文庫から出版されており、原作は全部で6巻発売されています。漫画版も出ており、漫画版は5巻まであります。(2024年6月現在)

普通の平凡な人生なんだけど、それはいつ面白くなるのか。どのように、楽しい方向へ変化していくのかは常に想定できません。別に大きな争いも、大きな力がなくても、日常って実は面白いと思い知らされる。岐阜を舞台にくり広げられる、無数のショートストーリーはギャグ要素が強めですが、それぞれの人生を満喫している感じがよく伝わってきます。飄々とした日常を淡々と描いて、ここまできれいにまとめている。設定がしっかりしていて、異世界の話も主人公たちのバックボーンもぶれないから、わかりやすい。教官もできるし、話の展開で予想もできるが裏切られたり、想定を超えることも多い。単純に日常を描いているがゆえに、わかりやすく「面白い」とまとめられる作者のレベルの高さがすさまじい。

じいさんばあさん若返るの感想

もともとは、X(旧twitter)とpixivに掲載されたことがきっかけで、2024年6月15日まで掲載が続きました。2020年の2月より、ニコニコ漫画でも連載がスタートしており、コミックアルナから書籍化。連載を果たしています。2022年10月時点で、単行本のシリーズ累計は電子書籍版も含めて100万部をとっぱする大人気シリーズとなっています。

青森県が舞台で、正直登場するコアな方言はよくわからなかった。ところどころ解説が入ることで、非常にわかりやすくなっていた。わかりやすさよりもリアリティを求めているところが、ちょっと心に響く。主人公夫妻は、黄金のリンゴを食べたことで、80歳から若返り20代の肉体を手に入れ、美男美女となるところから始まった。最初はよくある若返りものかと思ったが、孫や子供と向き合う姿は本物だった。「強い母」を体現したような、おばあさん。田舎のよくいる「家庭と仕事に専念する」じいさん。この二人が、老後の僅かな時間を堪能する姿は、見ていて応援する気持ち半分、目が離せない半分だった。

夜のクラゲは泳げないの感想

この作品もアニメオリジナル作品であり、原作は登場する音楽チームに合わせてJELEEとされている。これは、自分の好きと向き合うことができなかった少女たちの、青春群像劇である。

百合あり涙あり、元気ありの作品だった。個人的には、3話くらいまでの「夢に向かって走る」という感じが好きだった。その後は、「現実と向き合う」という方向に傾いていくが、かなり現実的で面白い。もちろん、アニメだからご都合主義はあるけど、現代の苦しさをよく表現していると思う。誰もが「自分の人生を生きる」ことに苦労している今、主人公である「まひる」には共感できた人も多いのではないだろうか。もしくは「花音」だろうか。この作品の面白さは、自分の物語に深みがあるほど、突き刺さるのかもしれない。

一押し作品はこれだ！2024年春アニメを振り返って感想を書く

春アニメは終わりを迎えてしまいましたが、これからは夏アニメですね。早いものは、6月30日以前より先行放送をしている場所もあります。自分が興味ある作品を先にピックアップして出遅れないようにしましょう。

今回は春アニメの紹介をしました。個人的に紹介した5作品のほかにも、「忘却バッテリー」などの人気作品も注目ですね。今回は、新作に焦点を当てましたが「無職転生」や「このすば」は安定のクオリティ、面白さで堪能させてもらいました。

自分が好きな作品に没頭して、楽しいアニメライフを送っていきましょう。イチオシ作品を見つけた者が勝者ですよ!!

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