葬送のフリーレンの原作どこで読める?あらすじや見どころを紹介
今回紹介する作品は、「葬送のフリーレン」です。アニメで"感動した""泣ける"と話題になりましたね。その原作も、勇者死後の世界を厳しく、そして暖かく描いています。成功して大人気だったアニメの続編が気になる方や、アニメから原作が気になった方は是非とも原作を読んでみてほしいです。原作はいまだ、完結することなく紡がれ続けています。
このブログ記事では、葬送のフリーレン本編に関するネタバレを含んでおります。アニメ版、原作版問わずそのネタバレ情報が記載されているため、気になる方はブラウザバックを推奨します。それでは、最後までよろしくお願いします。
葬送のフリーレンの原作どこで読める?あらすじは?
- 葬送のフリーレンの原作は何?
- 原作はどこで読める?
- 葬送のフリーレンのあらすじは?
- 原作はどこら辺が見どころなのか?
- 原作を読んだ感想とアニメに関して
- ネタバレあり!葬送のフリーレンは何巻ある?
葬送のフリーレンの原作は何?
葬送のフリーレンは、時折ラノベ原作と勘違いされますが実は漫画作品です。もともと、週刊少年サンデーにて、2020年の22・23号の合併号より連載がスタートしました。すでに連載が始まって、数年が経過する大人気作品であり、2021年に行われた第14回マンガ大賞を受賞した作品です。その他、小学館漫画賞や講談社漫画賞など、様々な名誉ある賞を受賞しています。読者からの人気だけではなく、有識者からも評価されている人気作品です。今でも完結せず、連載を続けています。
原作はどこで読める?
葬送のフリーレンは、各種サイトや電子書籍として購入して閲覧することができます。自分が使用している電子サイトで、閲覧または購入を推奨します。楽天ブックスやAmazonはもちろん、eBooksやhontoなどでも購入できます。オンラインで読むことがしたければ、コミックシーモアやDMMで読むこともできます。これを機に登録する場合には、コミックシーモアでの読書を推奨します。作品数も多く、ランキングシステムなどもあるため、人気作や注目作品を時代の流れに遅れることなく楽しむことができます。
また、公式で読みたい場合には「サンデーうぇぶり」で読んでみるといいでしょう。サンデー公式のサイトであり、サンデーの各種作品を閲覧することができます。
葬送のフリーレンのあらすじは?
物語のあらすじは次のような形になります。ここでは、自分の考えたあらすじではなく、公式サイトではなく、wiki掲載のあらすじを引用しています。
魔王討伐の偉業を成し遂げ王都に凱旋した勇者ヒンメル、僧侶ハイター、戦士アイゼン、魔法使いフリーレンら勇者パーティー4人は、10年間もの旅路を振り返り感慨にふけっていたが、1000年は軽く生きる長命種のエルフであるフリーレンにとって、その旅はきわめて短いものであった。そして、50年に一度降るという「半世紀(エーラ)流星」を見た4人は、次回もそれを見る約束を交わしてパーティーを解散する。
それから50年後、すっかり年老いたヒンメルと再会したフリーレンは、ハイターやアイゼンとも連れ立って再び流星群を観賞する。まもなくヒンメルは亡くなるが、彼の葬儀でフリーレンは自身がヒンメルについて何も知らず、知ろうともしなかったことに気付いて涙する。その悲しみに困惑したフリーレンは、人間を知るためと魔法収集のために旅に出る。
さらに20年後、フリーレンはもうひとりの仲間であったハイターを訪ねる。ヒンメルと同じく老い先短い身であったハイターは、魔導書の解読と戦災孤児の少女フェルンを弟子にすることを依頼。その4年後に魔導書の解読を終えたフリーレンと、一人前の魔法使いに成長したフェルンは、ハイターの最期を看取ったあとに諸国をめぐる旅に出る。
その後フリーレンたちは、最後に訪ねた仲間であるアイゼンの助力を受けて、フリーレンの師匠にして伝説の大魔法使いフランメの手記を入手。その手記には、かつての魔王城があった大陸北端の地エンデにあるという、死者の魂と対話できる場所・オレオールの存在が記されていた。オレオールで亡きヒンメルと再会するという新たな目的ができたフリーレンは、アイゼンの弟子である少年戦士シュタルクや、行方不明の親友との再会を望む僧侶ザインという新たな仲間たちを加えて北方を目指す。
wikipedia
原作の魅力や見どころはどこ?
見どころとして挙げるのであれば、四つあります。それは、次の通りです。
- 魔王死後、勇者死後の平和な世界観
- テンポの良いストーリー展開
- キャラクターたち
- シリアスとユーモアの格差
このような点が個人的にはおすすめです。特に、「世界観」と「ユーモア」に関してはほかの作品と比べても秀でていると思います。勇者死後の復讐劇でも、戦争の日々でもなく平和な世界で勇者への思い出を振り返りつつ、次世代へと繋いでいく物語は完全にオリジナルです。
魔族との戦闘シーンや、その際に想起される奥深くも人間味あふれた温かい物語、突き刺さる言葉の数々には、心を揺さぶられます。これは、世界観がしっかりしているからであり、各キャラクターがその世界で生きているからこそできることです。その一方で、主人公であるフリーレンは、勇者ヒンメルに対して投げキッスをするなど、時折唐突に訪れるユーモアには思わず笑わされてしまいます。
原作を読んだ感想とアニメに関して
原作を読んだところ、「アニメよりも面白い」と感じたのが素直な感想です。アニメでは、動作がかなり少なく、緩急の良い作品と言えばいいですが少し物足りなさを感じていました。一方で、そのゆったりとした物語は、回想シーンや言葉の掛け合いシーンではその間の取り方が味方してくれます。言葉や表情の動作がはっきりとして、深みが出ますね。
一方で、漫画ではアニメよりも「静か」です。舞台は剣と魔法のファンタジーですが、闘いの日々がメインではなくフリーレンの旅路がメインです。なので、無理な戦闘や熱い衝突、興奮するバトル展開などはありません。更に、漫画によくみられる大きな文字や効果線、吹き出しも特に珍しいものではなくオーソドックスなスタイルがメインで多用されます。胸渥展開は少ないですがそっと心に寄り添い、深々と突き刺さる漫画です。僕は、漫画のほうが物語の静かな、戦いのない平和な世界の在り方に親しみが持てて、面白いし、好きだなと感じました。
ネタバレあり!葬送のフリーレンは何巻ある?
葬送のフリーレンは、2024年9月現在13巻まで販売されています。13巻の発売自体は、4月だったため、10月になれば14巻が発売されるかもしれません。原作13巻ではアニメで放送された、「一級魔法使い試験編」はすでに終了しており、フリーレン達の旅路は更に深くなっていきます。
特に、12巻では過去に戻り、再び思い出の時代に行くという話があります。過去に渡ったフリーレンはいつも通りでしたが、戻ってきてからも相変わらず旅を続けています。13巻ではそのまま旅を続け、一級魔法使い試験の時に知り合った人と再会し、再び困難な問題に立ち向かっていくといった形で、面白いです。
葬送のフリーレンの見どころは?詳細に解説していく!
- 公式のイントロダクションは?
- 魅力的な「静かな」世界観
- 愉快で面白い仲間たち
- テンポの良いストーリー展開
- ユーモアあふれる物語
- 感情が希薄な主人公「フリーレン」
- 海外でも人気!?「葬送のフリーレン」
公式のイントロダクションは?
アニメ公式サイトで紹介されているイントロダクションが、この物語をきれいに表しています。今回は、公式サイトで紹介されているイントロダクションを引用して紹介します。
「週刊少年サンデー」(小学館)で連載中、山田鐘人(作)とアベツカサ(画)による漫画『葬送のフリーレン』。
葬送のフリーレン公式サイト
勇者とそのパーティによって魔王が倒された“その後”の世界を舞台に、
勇者と共に魔王を打倒した千年以上生きる魔法使い・フリーレンと、
彼女が新たに出会う人々の旅路が描かれていく。
“魔王討伐後”という斬新な時系列で展開する胸に刺さるドラマやセリフ、
魔法や剣による戦い、思わず笑ってしまうユーモアなど、
キャラクターたちが織り成す物語で、多くの読者を獲得。
コミックスは既刊13巻ですでに累計部数2200万部を突破し、そして2021年には「マンガ大賞2021」大賞、
「第25回手塚治虫文化賞」の新生賞を受賞するなど、漫画ファンの間で旋風を起こしている。
そんな「葬送のフリーレン」が、いよいよファン待望のTVアニメ化!
主な制作スタッフ陣は、監督は『ぼっち・ざ・ろっく!』のヒットが記憶に新しい斎藤圭一郎。
シリーズ構成は鈴木智尋(『ACCA13区監察課』)、キャラクターデザインは長澤礼子(『takt op.Destiny』)、
音楽はEvan Call(『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』)が担当。
そしてアニメーション制作は『ワンパンマン』や『Sonny Boy -サニーボーイ-』など
バトルアクションから叙情的なドラマまで幅広い作品を世に送り出すマッドハウス。
そして主演となるフリーレン役の声優は、『SPY×FAMILY』のアーニャ役など、
多彩なキャラクターを確かな演技力で表現している種﨑敦美。
「葬送のフリーレン」が、アニメとなってどんな魔法を見せてくれるのか―。
2023年秋、放送開始。
魅力的な「静かな」世界観
先ほども紹介したように、この物語は「魔王討伐後」の物語です。各国には、基本的には平和が訪れ、新しい戦いも起こらずにいる世界です。そのため、ものすごく静かで閑散とした世界になっています。漫画もその世界を強調するように、強調表現や過度な演出を行うことなく、漫画という媒体全部を使ってその世界観を崩さずに表現しています。そのため、動きが少ないのはアニメ同様なのですが、より深く入り込み、漫画ではどっぷりと世界に浸かってしまうことになります。
平和ではあるものの、魔法使いなどのファンタジー要素は満載です。旅路では、時折敵が出没したり魔法使いの試験があったり、ドラゴンが出てきたりします。ファンタジー要素もまた、登場人物たちの言動に深い意味と価値を持たせ、この世界観をより強固なものに仕上げています。
愉快で面白い仲間たち
フリーレンの旅路に集まった仲間たちは、過去も現在も非常に愉快で面白いキャラクターが多いです。昔の仲間たちからは、思い出をたくさんもらい、現在の仲間たちからは様々なことを勉強させられています。過去の仲間たちは、共に魔王を討伐した勇者一行であり、旅をするフリーレンの助けになることもあります。一方で、現在の仲間たちは、その弟子や今の世界で戦っている戦士たちがメインです。
昔の仲間たち
勇者パーティーの一員として魔王の討伐を行った時の仲間たちです。勇者「ヒンメル」を中心に、僧侶「ハイタ」と戦士「アイゼン」に、魔法使いであるフリーレンを加えた四人で活動していました。このパーティーで、フリー連は10年も活動をすることになります。人助けを積極的に行い、寄り道ばかりのヒンメルと、酒好きですが僧侶として人を諭し救うような一面もあります。最後に、アイゼンはパーティーの突っ込み役で見守り役でしたが、最前線で斧を担ぎ振るって戦う、勇気ある戦士です。
今の仲間たち
フリーレンが原作の時代で仲間にしたのは「フェルン」と「シュタルク」です。フェルンは、女の子のキャラクターで、シュタルクは男の子ですね。二人とも、それぞれが元フリーレンの仲間であるハイターとアイゼンの弟子です。二人ともそれぞれの師匠に育てられており、フェルンは戦争孤児でもあったため、特にハイターとのつながりは濃いものとなっています。
テンポの良いストーリー展開
葬送のフリーレンは、テンポがよくて無駄の少ないストーリー展開が見どころです。見どころとしては少し弱いかもしれませんが、無駄が少なく徐々に確実に進んでいく物語は空きが来ません。同じことの繰り返しになることもなく、その世界観を活かした物語は様々な側面を僕たちに提供してくれます。一度に最後まで読み続けることができるほど、着々と物語は進みます。これはほかの作品にもある魅力ですが、フリーレンではこのテンポの良さが、ニッチなファンの心をつかんで離さない要因になっていると思います。
ユーモアあふれる展開
物語の展開にも、そして活躍するキャラクター達もユーモアがあふれ面白いです。特に、普段は寡黙なフリーレンが時折引き起こす非常識な行動や、想定外の行動は予想できない展開を引き起こします。公式サイトのイントロでも紹介されてりうように、「思わず笑ってしまうユーモア」な展開も少なくはありません。それは、フリーレンが引き起こすのか、それともフェルンやヒンメルといった彼女の周りなのか。それは、物語を実際に読んでいけばわかりますが、ふとした瞬間に見せる人間らしさのような物として描かれて表現されています。ワザとらしくなく、それでいて笑えるようなユーモアの溢れた展開にキャラクターは大きな見どころです。
感情が希薄な主人公「フリーレン」
感情が希薄であり、人の感情の機敏どころか動向にすらあまり興味があるように見えません。フリーレンは一見すると冷たく、時には人類の敵のように見えます。しかし、実際には魔王退治はするし、時には感情的になるシーンもあります。常に魔力を隠ぺいしており、魔族を殺すために徹底的に訓練して手段を講じています。また、戦いに関しても積極的だったり、こだわりが強かったりすることはありません。ですが、フェルンに「現代の魔術師には基本攻撃魔法で十分」と制限をかけるほどには、自分の実力と、その弟子でもあるフェルンの実力にも自信を持っている様子があります。良くも悪くも、自分を冷静に見る目として活躍しているようですね。
海外でも人気!?「葬送のフリーレン」
北米最大級のコンベンション「Anime Expo」が開催され、そこにはフリーレンに仮装したカナダ美女の姿が確認されて話題になりました。彼女は、世界中に星の数ほどいるキャラクターの中からフリーレンを選択してコスプレ参加をしており、理由は「赤ちゃんともコスプレができるから」とのことでした。世界中で様々なコスプレイベントや、アニメのイベントが行われています。葬送のフリーレンのほかにも、様々な作品のキャラクターのコスプレが披露されており、日本の域を超えた人気を誇っています。
葬送のフリーレンの原作どこで読める?あらすじや見どころを紹介の総括
今回は大人気アニメとなった、「葬送のフリーレン」を紹介しました。アニメを見た方であれば、ぜひとも原作である漫画も読んでもらいたいなと思います。魔法使い試験後も、数多くの困難や出会いがフリーレンたちにあり、アニメより一層「静か」な物語を楽しむことができます。漫画的表現が少なく、初心者でも読みやすい作品なので、漫画慣れしていない方でもぜひ手に取ってほしい作品だと思います。
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