2024年F1ハンガリーグランプリのレースハイライト!
2024年の7月21日(日)に開催された、第13参戦F1グランプリ。開催地は、ハンガリーでした。今回は、このハンガリーグランプリの決勝結果を詳しく、わかりやすく紹介していきます。
F1ハンガリーグランプリのレースハイライト
- 2024年ハンガリーグランプリのレース結果は?
- 2024年ハンガリーグランプリレース展開の見どころ!
- F1では久しぶり!マクラーレンのワン・ツーフィニッシュ!
- F1初優勝のオスカーと優勝の背景
- 注目のマックスフェルスタッペンは宙を舞うも、何とか完走
2024年ハンガリーグランプリのレース結果は?
2024年に行われたF1グランプリハンガリー決勝のレースリザルトは次の通りです。レースの様子はハイライトとして公式youtubeから見ることが可能です。
順位 | ドライバー | タイム | 獲得得点 | 合計得点 |
---|---|---|---|---|
1 | O. ピアストリマクラーレン·#81 | 1:38:01.989 | 25 | 149 |
2 | L. ノリスマクラーレン·#4 | +2.141s | 18 | 189 |
3 | L. ハミルトンメルセデス·#44 | +14.880s | 15 | 125 |
4 | C. ルクレールフェラーリ·#16 | +19.686s | 12 | 162 |
5 | M. フェルスタッペンレッドブル·#1 | +21.349s | 10 | 265 |
フェルスタッペンは優勝こそしなかったものの、5位を獲得しています。最近激しくなってきたトップ集団ですが、各チームが確実にランクインした結果になりました。特に、前回のシルバーストーンで優勝したハミルトンは、二戦連続で表彰台です。マクラーレンも今後に期待できる結果ですね。
2024年ハンガリーグランプリレース展開の見どころ!
ハンガリーグランプリでは、いくつのもドラマが誕生しました。優勝したマクラーレンのオスカー・ピアストリでしたが、その道のりはかなり険しかったです。オーバーテイクも多く、数多くのバトルが誕生しました。
- スタート: 抜群のスタートを決めたオスカーと、ノリス、フェルスタッペンが並ぶ形で第一コーナーへ。フェルスタッペンがコースオフするも、順位を2に押し上げる。
- 4週目 :コースオフのペナルティにより、ノリス(3位→2位)とフェルスタッペン(2位→3位)の順位変更。
- 17周目: トップ5の中で最初にハミルトンがピットインしてタイヤ交換。
- 22周目: レッドブルはフェルスタッペンをピットインさせ、ハードタイヤへ交換
- 41周目: フェラーリはルクレールをピットインさせてフェルスタッペンをアンダーカット。ハミルトンもタイヤ交換
- 46周目: マクラーレンはノリスをピットインさせてハミルトンをカバーを実行。ミディアムタイヤで走行する。
- 48周目: ピアストリがピットインし、ノリスが首位に立つ。
- 50週目:フェルスタッペンはタイヤ交換を行い新品タイヤでトップを狙う(1位→5位に)
- 57週目:フェルスタッペンが第一コーナーでルクレールをオーバーテイク
- 63周目: 3位を争うフェルスタッペンとハミルトンが接触。フェルスタッペンは5位に後退。
- 70周目: ピアストリがチェッカーフラッグを受け、F1初優勝を飾る。
個人的なハイライトは、やはり63週目。二人のトップドライバーの接触は全く予期せぬ出来事でした。今回のハイライトとして取り上げるなら、まず一番の候補になるでしょう。
F1では久しぶり!マクラーレンのワン・ツーフィニッシュ!
今回のレースでは、実に3年ぶりとなるマクラーレンのワン・ツーとなりました。前回決勝でワン・ツーを決めたのは「2021年第14戦イタリアGP」です。当時のドライバーは「ダニエル・リカルド」と「ランド・ノリス」でしたね。予選結果でもワン・ツーを獲得しており、振り返ってみれば独壇場。スタートこそフェルスタッペンに挑まれるも、その後はタイヤマネジメントを行いながらも、巧みなピットストップ戦略でレース展開をリードし続けていました。
F1初優勝のオスカーと優勝の背景
今回優勝したオスカー・ピアストリは自身初となるF1優勝を果たしました。これで、歴代115人目の優勝者となった。ただ、この優勝には最終三周でノリスがピアストリに優勝を渡したという、チームオーダーが背景にはあります。無線を聞いてみると、「ピアストリと勝負していいよ」との指示が34週目にノリスには飛んでいました。その後、ピアストリをアンダーカットすると、快調にトップを激走したノリス。ですが、残り三周でスローダウンし、トップをピアストリに譲り、優勝する運びとなりました。二人の仲が悪いのかどうかは不明ですが、ゴール後にはピアストリを激励するノリスの姿がうかがえました。
注目のマックスフェルスタッペンは宙を舞うも、何とか完走
予選結果からどこか調子の悪そうなレッドブルのフェルスタッペンは、レース結果は5位。レース展開でも、ハミルトンとの一騎打ちを永遠とし続ける運びとなりました。さらに、レース終盤の63週目にはハミルトンとの接触があり、あわや大事故に発展するのではという展開に。フェルスタッペンはインを突いたのですが、ブレーキに失敗したことが原因です。この結果、3位争いをしていたフェルスタッペンは4位を走行しているルクレールに先行を許すことになり、5位完走となりました。
レースを振り返っての感想!角田の結果は?
- レースを終えての個人的な感想
- 海外の方々の感想は?
- 日本人ドライバー角田のレース結果
- 生きる伝説!大記録を達成したハミルトン
レースを終えての個人的な感想
個人的な感想としては、トップ陣営でハイレベルなレース戦略争いが行われて面白かったです。序盤はピアストリがレースを先導し、中盤から後半にかけてはノリスがレースを率いていました。序盤から終盤まで、基本的にはマクラーレンの二人がレースを牽引する形で、その二大をハミルトンとフェルスタッペンという二大王者が追いかける展開に。とはいえ、ハミルトンとフェルスタッペンも、互いにアンダーカットを行いながら、コース上ではデッドヒートを繰り広げていました。そこに、徐々に追い上げてくるフェラーリの2台と、ワンミスでどう転ぶのかが全く予想できない展開で、非常にスリリングでした。また、マクラーレンの二台も、再三のスローダウン命令を無視して、全力走行を続けペースを上げ続けるなど、実はラスト三周までノリスが優勝して終わると思っていました。
海外の方々の感想は?
海外の方の反応を、youtube公式から引用して紹介していこうと思います。
formula1 公式YouTube レースハイライト
- Max driving like hes in an F1 24 open lobby
- Verstappen not swearing at GP Challenge impossible
- Merc’s undercut strategy this race was flawless. I don’t think they could have done any better…
- Verstappen’s own engineer just called him “childish” that is insane
- The Mclaren 1-2 getting overshadowed by team drama was the funniest thing to happen in the race.
日本語訳を表示しておきます。
- マックス、F1 24のオープンロビーにいるようなドライビング
- GPチャレンジで悪態をつかなかったフェルスタッペン
- このレースでのマクラーレンのアンダーカット戦略は完璧だった。これ以上うまくいくとは思えない……。
- フェルスタッペンのエンジニアが彼を 「子供っぽい 」と言った。
- チームドラマの影に隠れてしまったマクラーレンの1-2フィニッシュは、このレースで最も面白い出来事だった。
日本人ドライバー角田のレース結果
今回のレース結果は、9位となりました。予選では事故を起こしてレッドフラッグをになってしまった角田ですが、決勝では見事にポイントを持ち帰りました。獲得したポイントは2ポイントであり、チームにとっては非常に貴重です。一日で左フロントが大破したマシンを直したエンジニアと、そのマシンを見事に乗りこなした角田の執念が見えますね。
チームメイトは、12位でチェッカーを受けており、今回もチームメイトバトルには無事に勝利。レッドブルへの昇格がささやかれる中、貴重な活躍をして見せました。肝心のペレスですが、彼も予選では事故を喫しており、決勝では何とか挽回して7位6ポイントを持ち帰っています。
生きる伝説!大記録を達成したハミルトン
今回、地味に大記録を樹立して生きる伝説を更新したのが、3位ルイス・ハミルトンでした。通算、200回目の表彰台を獲得しました。しかも、そのうちの半分以上となる104回が、優勝です。2015年以降は、メルセデスの独壇場展開が続き、勝てるレースが増えていたとはいえこの通算レース結果は脅威ですね。帝王と言われ崇められる、ミハエル・シューマッハですら、100勝は達成できませんでした。
2024年F1ハンガリーグランプリのレースハイライト!総括
2024年7月21日に行われたハンガリーグランプリは、マクラーレンのオスカー・ピアストリが初優勝を飾るドラマチックな展開となった。レース序盤から中盤にかけては、ハミルトン、フェルスタッペン、ルクレールといったトップドライバーたちが激しいバトルを繰り広げ、観客を沸かせた。中でも、63周目にフェルスタッペンとハミルトンが接触した場面はレースのハイライトとなった。この接触により、フェルスタッペンは5位に後退し、ハミルトンは3位を維持して、獲得。マクラーレンは巧みな戦略で1位と2位を獲得し、チームにとって最高の結果となった。
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