【感想】百年の孤独は面白い!話題の名作がNetflixで待望のドラマ化

「百年の孤独」をNetflixで映画版を見たこともある人はいるのではないだろうか?文庫本を読んだが、個人的には「面白い」という感想が素直な感想だ。海外作品だから少し価値観が違うところを実感しつつ、解説もしっかり入っているから非常に助かりました。この、筒井先生の解説が個人的にはかなり好きだったりもする。

映画版に関してはそこまで詳しくないので、本編中で語らせてもらうことにする。では、今回は「百年の孤独」について紹介させてもらうことにしよう。

百年の孤独は面白いのか?読了後の感想より

  • 感想!百年の孤独はすごく面白い作品だった
  • あらすじはどうなるのか?どんな話か?
  • 百年の孤独の評価は?
  • 本当に面白い?百年の孤独のつまらないという感想

感想!百年の孤独はすごく面白い作品だった

初手の感想として「面白い」がすぐに上がった。慣れていなければ、難解な表現もあって正直初心者向けではないだろう。ただ、その読みづらさを乗り切れば、非常に面白い物語が待っているというのが、正直な感想。できれば、多くの人に手を取ってもらいたい。

文庫本では、様々な箇所で文学的な表現が用いられている。その表現が自分の中に落とし込まれては待った瞬間は、たまらない。思わずページをめくる手を止めて鑑賞するし、考えてしまう。そんな奥深さを感じつつも、その実主人公の孤独な姿に入り込む。何人もいる主人公たちの暮らしは、基本的に煌びやかで華やかだ。ただ、それだけでしかなく、それぞれが孤独と戦い続けているように見えた。人間としての在り方を問われているのか、何かしらの真理的なものがあるのか。主人公たちを通して、僕らはそういった「空想的な真実」を追い求めて、この本を手にしているのかもしれない。

あらすじはどうなるのか?どんな話か?

百年の孤独は、架空の村が舞台で物語が進行していく。あらすじとしては、その架空の村に生きる一族の話だ。蜃気楼の村マコンドを開墾しながら、愛なき世界を生きる孤独な一族。その孤独な一族の歴史を描いた一大サーガである。愛なき世界を生きるという呪われた一族の、百年間の物語がここに紡がれる。

初版は1972年に発売されており、その後長らく愛され続けている。具体的なあらすじは、ウィキペディアの文章が参考になるため、記載させてもらうことにした。

ホセ・アルカディオ・ブエンディアとウルスラ・イグアランを始祖とするブエンディア一族が蜃気楼の村マコンドを創設し、隆盛を迎えながらも、やがて滅亡するまでの100年間を舞台としている。

コロンビアのリオアチャにあるコミュニティでは、近い血縁での婚姻が続いたせいで豚の尻尾が生えた奇形児が生まれてしまった。それを見たウルスラは性行為を拒否するが、そのことを馬鹿にされたため、ウルスラの又従兄弟で夫のホセ・アルカディオは彼女を馬鹿にした男を殺してしまう。しかし殺された男がホセとウルスラの前に現れ続けたために、夫妻は故郷を離れてジャングルを放浪した末に、新しい住処「マコンド」を開拓する。そしてウルスラは「豚のしっぽ」が生まれないように、婚姻の相手は血のつながりのない相手に限定するという家訓を残した。さまざまな人間模様や紆余曲折がありながら「マコンド」は繁栄していったが、ウルスラが残した家訓は玄孫の代に叔母と甥の恋愛結婚という形で破られ、「マコンド」は衰退と滅亡へと向かっていく。

百年の孤独のあらすじ(ウィキペディア)

百年の孤独の評価は?

マルケスの代表作ともいえる「百年の孤独」に関しては非常に評価が高い作品だ。全世界で、50か国以上に翻訳され、多くの人に長らく読み続けられているのだ。1972年の初版版ですら、2000部を一瞬で売り上げてしまったという、当時にしては異例の大ヒット作品となりました。

当時にしては、そのオリジナルな世界観とリアリズムと幻想が溶け合い交じり合った独特の語り口が読者の気を引いてやみません。今でも多くの読者の手に取られて、日本語版で新しく翻訳本が出るほどの人気を誇っています。低評価をつけている人も多いですが、それだけ批判されても売れる本であるという、裏付けにもなっていますね。

本当に面白い?百年の孤独のつまらないという感想

個人的にはすごく面白いと感じたが、「つまらない」という感想も多い。現代日本という、ある種こうした世界観が普及した国では、確かに真新しいと感じる要素は少ない。ただ、この「魔術的リアリズム」とまで呼ばれた、独特の語り口に関しては賛否があるように思う。僕としては、「面白い」という感想を抱くが、人によっては難解に感じてしまうことも無理はない。初見でサーッと読み込んで理解できる人は、そうはいないだろう。そうした「難解さ」もあり、古い本であるため「独特の言い回し」「時代のうねり」も存在する。

現代を生きる我々からすると、少しだけ敷居が高いのかもしれない。その敷居の高さを表現した言葉が「つまらない」「面白くない」という感想につながるのだろう。

百年の孤独の作者は?解説は面白いのか?感想など

  • 舞台はどこ?
  • 作者はマルケス先生
  • 百年の孤独の文庫版は定価いくら?
  • 解説が面白い?解説者の筒井康隆とは?
  • 百年の孤独の感想について

舞台はどこ?

この物語の舞台は、「コロンビア」です。コロンビアの中に、架空の村である「マコンド」という舞台を設定しています。日本人作家ではないため、舞台は当然日本ではありません。コロンビアという、南アメリカの大きな国が舞台です。コロンビアの北側には、有名なパナマがあり、南側にはブラジルやペルーが存在します。

作者はマルケス先生

作者であるマルケスの本名は「ガブリエル・ホセ・デ・ラ・コンコルディア・ガルシア・マルケス」です。コロンビアの作家であり小説家として活動しました。今回紹介した、百年の孤独をはじめ、「コレラの時代の愛」などの作品を生み出している。彼の作品の特徴は、魔術的リアリズムといわれ、多大な影響をもららした。作家にして、ノーベル文学賞を受賞している。

魔術的リアリズムとは何か?

日常にあるものが日常にないものと融合した作品に対して使われる芸術表現技法のことです。幻想的リアリズム魔法的現実主義とも呼ばれています。人によっては、現実と夢の境目があいまいであると表現することもある。

百年の孤独の文庫版は定価いくら?

文庫版の定価は「2400円」です。文庫版でも非常に高価なように感じてしまうのですが、それだけの価値がある作品だといっても過言ではないですね。百年の孤独の原本が読めれば最高ですが、日本語版では筒井先生が解説している本がおすすめです。彼の解説はわかりやすいだけではなく、ユーモアにあふれており、思わずクスッと笑ってしまうことも、シバシバあります。高価な本ですから、長く大事に読むことにしましょう。

解説が面白い?解説者の筒井康隆とは?

解説が面白いことで話題の、筒井康隆さんは本人も小説家です。第一短編集『東海道戦争』をはじめとし、多くの作品を世に送り出しています。マルケスの影響を羽化ている作家のひとりで、彼も魔術的リアリズムを用いた作品を執筆していました。その中でも、『時をかける少女』『48億の妄想』は非常に有名な作品ですね。日本で活動では、『ベトナム観光会社』と『アフリカの爆弾』で直木賞候補にあがりました。

百年の孤独の感想について

百年の孤独に関する感想ですが、実際に読んだ人の中では次のような感想があります。

  • 読み切るまでに時間が必要だった。とはいえ、一度読み始めれば集中してしまい、気が付くと数時間が経過していた。自分の中に落とし込んで、咀嚼して、自分のペースで読んでいくうちに、内容に没頭している自分に気が付いた。読了後は何とも表現しがたい感情で、次の日起きてもマコンドに思考も感情も取り残されたような錯覚を覚えた。
  • 奇想天外な物語が、常に読み手に起こり続ける。ひどいときには、前の衝撃を咀嚼できないままに追加攻撃が来るから、読者泣かせだ。一つの段落で、いくつもの小説が詰め込まれているように感じて、作者の上手さが光る作品だと思う。長らく愛されて、よまれている理由が分かった。
  • 覚悟して読まないと、かなり難しい。海外文芸作品って、考え方が根本から違うから難しい。
  • 架空の村に関して理解することが少し難しかった。途中から、現実的な部分と夢物語が混ざってしまい整理できずにそのまま読了した。気になる描写でぐっと引き込まれた次の瞬間には、魔法を使って旅にでる。そんな展開が続いて、読書なのに疲れ果ててしまった。

〈感想〉面白い!絶対読むべき!百年の孤独は面白いぞ

今回は、Netflixでドラマ化されると話題の百年の孤独を紹介しました。この本は本当に面白くて、読者泣かせな一冊です。次々に襲い掛かる驚愕の展開と、奥深い表現を前にして僕ら読者はタジタジになっていくしかありません。読者泣かせな一冊でですが、その面白さは本物です。本当に面白くて、「こんな小説に出会いたかった」と心の底から思える作品です。まだ手にしたことがない、読んだことがない方は、ぜひとも原作を読んでからドラマを堪能してほしいなと思います。

それでは、皆様の良きオタクライフ。予期、読書人生を祈っております。

また次の機会にお会いしましょう。

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Posted by とあるオタク