ブラック ペアンの猫田役が変わった!?その真相とドラマ原作を徹底調査！

2024年9月18日

昨今話題のドラマ「ブラックペアン」ですが、その配役が変わったのではないかと話題です。猫田はシーズン1の時には、ほぼ会話がない難しい役回りで注目されました。しかし、ブラックペアン2では、人間らしさも出るようになり、猫ちゃんの愛称で親しまれるようなキャラになっています。

今回はブラックペアンの猫田役に注目すると共に、その配役などを紹介していきます。また、ブラックペアンの原作を読破したため、その内容にもネタバレに注意しながら紹介します。ネタバレを含む箇所には、「ネタバレ」と記述していますが、苦手な方はブラウザバックお願いいたします。

ドラマ「ブラックペアン」の猫田役が変わった！？

猫田役は本当に変わったのか？

ブラックペアン2でも、引き続き猫田役は趣里さんが担当されています。趣里さんが、猫田役を降りたという事実はなく、実は完全な誤報だったんです。その誤報が起きた原因としては、「初期の配役紹介の時に、猫田役と趣里さんの名前がなかったから」ということが挙げられます。これが原因で、原作ファンのみならずドラマファンの中では、「猫田役が変わるのでは？」という、噂が広まってしまったんです。

シーズン2で趣里が出演しない?とガセネタが流れた理由

このガセネタが流れたのは「第一シーズンから時間がたっているから」と「主人公が変わる」という要素もあるかもしれません。推測でしかありませんが、第一シーズン放送から、実は6年以上の時間が経過しています。それだけの時間があると、役のイメージやあり方が変化してしまうこともあります。また、演技手法が変わっていることがあれば、猫ちゃんの愛称で親しまれた猫田役は、その特殊性故にかなり難しいです。猫田役は、会話に絡まないことが特徴で、視線などでの演技がメインになります。これまでの、猫田のイメージを崩さす、時間がたった趣里さんが演じられるのか、ファンが疑心暗鬼になった面もあるでしょう。

ブラックペアン2のネタバレ！猫田の正体について

猫田というのは趣里が演じる看護師です。ちょっと変わり者で、常に昼寝場所を探しているような不思議な人物です。ですが、仕事に対して不真面目なわけではなく、命に対してはしっかりと向き合っていることが、趣里さんの演技からわかります。普段はやる気がないように見えますが、真摯に仕事には取り組むし、仕事に手を抜くことはありません。また、その不思議ちゃん要素も相まって、唯一渡海とペアを組めるという珍しい看護師でもあります。渡海とペアが組める特殊性は、実は日常シーンからすでに発揮されていたという、面白いオチですね。

猫ちゃん(猫田役)の難しさ

何度か紹介していますが、「会話がない」ということが難しい配役です。彼女は、基本的に言葉を発することがありません。しかも、劇中でも不思議な行動をとることが多く、猫田はかなり特徴的なキャラクターとして映し出されています。その特殊性を、完全な演技だけで表現する必要があり、ドラマという映像媒体においては非常に描く、映す、表現するが難しいといえます。実際、猫田役を担当された趣里さんは「セリフがほとんどないため、表情や目の動きなどで表現を工夫していた」といわれています。

6年ぶりのブラックペアンシーズン２

ブラックペアンが終了し、ブラックペアン2の撮影まで6年の月日が経過しています。ブラックペアンの第一シーズンは成功しましたが、第二シーズンまではかなりの時間を要してしまいました。ブラックペアンは人気作だったため、実際にかなりシーズン２の放送を待っていた人もいるのではないでしょうか？撮影自体は、公開されるかなり前から決まっていたのではないかといわれています。ただ、実際にブラックペアンのシーズン１のメンバーが勢ぞろいして、もう一度撮影できたことは奇跡にも近いのではないか、と個人的には思ってしまいます。

主人公が変わったというのは本当？(ネタバレ注意！)

ブラックペアンと、ブラックペアン2では主人公が変わっています。主人公は、ブラックペアンでは「渡海征司郎」でしたがブラックペアン2では「天城雪彦」に変化するのです。脚本が新しく書き下ろしされ、ブラックペアンの内容と世界を引き継ぎつつも、主人公だけが入れ替わっています。この主人公の変化に伴い各種登場人物の立場などが大きく変化します。とはいえ、この二人は本当に全くの別人であるため、バックグラウンドも性格も、何もかもが違います。ですが、「悪魔」と呼ばれるほどの天才であることだけが共通点として残っています。二人はどちらも天才外科医だったのです。

天城雪彦と渡海征司郎は実の兄弟？(ネタバレ注意！)

ブラックペアンの主人公である「渡海征司郎」とブラックペアン2の主人公である「天城雪彦」。実は二人は双子の兄弟であることがわかっています。だからこそ、二人は全く違う人物でありながら、二宮さんが演じていました。二人は、かなり数奇な運命にさらされた出生をしていました。実は弟である渡海が、心臓に病気を抱えていたことが原因で、二人は生き別れた兄弟として育ちます。更に、兄である天城は弟を助けるためだけに養子に出されたうえ、知らぬ間に自身の内胸動脈を弟に移植という、悲惨な結果を迎えています。この影響で、実は天城にも問題が起こり、心臓に疾患を抱えることになります。この事実には多くの視聴者が驚いたと思います。

ブラックペアンはどこで見れる？

大人気ドラマであるブラックペアンですが、実際に見るにはTBS系のドラマが見れるサブスクに加入することが手っ取り早いです。ブラックペアンは人気TVドラマであるため、TVerで見るのが良いでしょう。TVerに加入していない場合には、別にAmazonやNetflixでも閲覧できるようです。まずは、自分が加入しているサブスクで見れるかどうかを判断し、無理そうであればTVerへの加入を検討してみましょう。ほかにも、様々な媒体で見れると思いますので、調査してみましょう。

ブラックペアンの原作の感想とあらすじ

ブラックペアンは長編小説なの？

ブラックペアンの原作小説は、長編作品です。もともとは、ブラックペアン1988という名称で発売された小説でした。初版の発行は2007年であり、ドラマの第一シーズンが2018年であることを考えると、かなり前であることがわかります。とはいえ、原作のブラックペアンは、最初の三部作を書き記した後も作品が続いており、今でも世良の話は紡がれる可能性があります。

10年越しにドラマ化されたのですが、その前に加筆修正された文庫版が出版されています。それは、ブラックペアン1988を上下巻に分けてあります。更に、その後2012年には更に修正されて、上下巻に分かれたものを再度一巻に終息した、心臓版の文庫本を販売しています。

ブラックペアンはどの順番で見るの？

実は、どの順番で見てもよいのです。なぜなら、加筆修正や誤字脱字修正をしているだけで、中身は同じ作品だからです。今から購入するのであれば、最新版を購入すると良いでしょう。ただ、上下巻に分かれた文庫シリーズでは下巻に対談集が収録されています。この対談は、「チームバチスタの栄光」で天才外科医を演じていた俳優・吉川晃司との対談です。筆者が実際に対談している内容が赤裸々に記載されているため、個人的には文庫版の上下巻セットがおすすめです。ただ、初版のブラックペアン1988も面白かったですよ。

ブラックペアンの原作あらすじは？

原作の物語は、医師国家試験から始まります。医師国家試験の受験後、合否通知を待っている世良雅志。そんな彼は、合否通知が来るよりも先に、東城大学医学部付属病院の研修医となって、働いていた。入局から三日目、世良は帝華大学からやってきた新任講師と遭遇する。彼は、手術の在り方、育成に一石を投じたことで、周囲から大いなる反感を呼ばれる麒麟児だった。そんな彼との出会いに困惑している中、「オペ室の悪魔」と呼ばれる、渡海征司郎と出会う。この出会いをきっかけに、世良は医師として成長するだけではなく、思いもよらぬ病院ドラマに巻き込まれることになる！

ブラックペアンの原作を読んだ感想は？

ドラマとは結構中身が違うんだな、というのが正直な感想です。演者とのイメージ違いは別として、内容は面白い。「ブラックペアン」とは、何なのかという真実まで明らかになるし、佐伯教授が抱える角質まで、丁寧に描かれています。また、世良が葛藤するシーンは心理描写が丁寧にされています。決してさらっと流せる内容ではなく、医療系の作品として命と真剣に向き合う姿がそこにはありました。学生三人組に対して、かろうじて先輩の立場を維持しよとする姿や、自分の理想をしっかりと据えているところなど、人として面白く、かつ尊敬できる姿も多いと思います。物語としては結末がサラッとしてしまうところが致し方ないですが、人間ドラマ込々でしっかりと読める、世界に浸れる物語だったと思います。一方で、ドラマのような内容を期待していると、少し薄いかもしれません。その場合は、三部作すべてを読むと良いでしょう。

ブラックペアンの原作主人公は誰？

原作小説の主人公は、世良雅志になります。彼が、東城大学医学部付属病院総合外科学教室（佐伯外科）に入局したことを切っ掛けに物語が始まります。研修医として活動する傍ら、サッカー部としても活躍していた。「俊足のサイドバック」と呼ばれ、サッカー界隈ではちょっとだけ有名人でした。また、教授陣に対しても物おじしない発言を行うことで有名であり、周りの人は彼が発言するたびに、ハラハラドキドキしていた。

原作の作家は誰？三部作って何？

ブラックペアン三部作とは、海堂尊による小説「ブラックペアン1988」「ブレイズメス1990」「スリジエセンター1991」のことです。これは、ブラックアペン1988から続く、三部作品として販売されています。世界観が統一された作品であることから、「桜宮サーガ」と呼称されることもあります。医療系ミステリー作品として有名になっており、ブラックペアンシリーズはこの三部作で構成されています。読む順番は、「ブラックペアン1988」「ブレイズメス1990」「スリジエセンター1991」です。

原作者は、「海藤尊」先生です。

原作では世良のその後は？

ドラマ版では、世良は天城の死後、地方の系列病院へ異動し、東城大を去るという結末でした。ただ、原作ではドラマ版とは展開が違います。実は、原作小説での世良の物語は続いており、その結末は未だ不明です。少なくとも、極北クレイマーという作品では、未だに田舎で医師として活動している姿が描かれています。実は、ブラックペアンに始まるバブル三部作、その続編は作られており世良の物語は僕らの想定を超えて、紡がれています。ブラックペアンのドラマは完結するかもしれませんが、小説は今後の話に期待ですね。

ブラック ペアンの猫田役が変わった!?その真相とドラマ原作を徹底調査！を総括！

今回は、ブラックペアンの話をまとめてみました。猫ちゃんの愛称で親しまれた、猫田。彼女を演じた趣里さんは、ブラックペアン2でも猫田役として出演しています。猫田役は彼女のはまり役とも言え、配役が変わったというのは、完全に勘違いでした。

原作小説は未だに続いており、研修医だった世良の物語は未だに紡がれています。ドラマでは、病院を去って終了していますが、そこはドラマとの大きな相違点であるといえます。

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