エッセイ|捨てられた僕と母猫と奇跡の感想

今回は、「捨てられた僕と母猫と奇跡」の紹介をしていきます。この本は、2024年6月に販売が開始されて以降、早々にAmazonではベストセラー入りを果たしている人気作品です。著者は「船ヶ山 哲」さんです。エッセイというジャンルですが、初心者でも読みやすく仕上げられていました。

これは、著者が仕事が原因でうつ病を発症し、そこからどのように立ち直り、今の活動に結び付いたのか。それが描かれている、エッセイになります。ビジネス書ではないので、注意してください。

エッセイ|捨てられた僕と母猫と奇跡の感想

  • 読んでみた感想
  • 捨てられた僕と母猫の奇跡の著者紹介
  • 捨てられた僕と母猫の奇跡の見どころは?
  • どこで試し読みができる?

読んでみた感想

このエッセイを読んでみた感想は、まずは猫がすごいなということ、うつ病の状態から、生きる活力を与えてくれるのは、人によって違う。アニマルセラピーが効く人がいることは知っていたが、ここまで見事に復活する筆者には、尊敬の念を覚える。僕はこんなにスムーズにいかないだろうことが想像に難しくないからだ。物語後半は、如何に自分がビジネスを頑張ったのか?の方に焦点が向けられており、ちょっと脱線気味に感じる。ただ、自分の人生を自分視点で如実に描くのであれば、この記述方式と展開には同意できる内容だ。

ただ、本を読んでみて全体的に思ったのは「前向きな人」ということ。鬱になろうが、なんだろうが、常に前を向ける人だった。その才能はすごくうらやましいもので、見習いたいところだ。

捨てられた僕と母猫の奇跡の著者紹介

今回の作品の著者は「船ヶ山 哲」さん。マーケティングの専門家であり、人脈やコネ、実績のないような状態からでも起業後5年で、1000社以上の会社をクライアントとして獲得。心理学を応用したマーケティングを展開しており、多数のメディアや雑誌で取り上げられるほど話題になっている。書籍という形でそのノウハウを書き記しており、過去にも何冊も本を出版している。今では、TVやラジオなど、幅広い分野で活躍しているやり手の起業家だ。

捨てられた僕と母猫の奇跡の見どころは?

このエッセイの見どころは、やはり「猫」と「僕(船ヶ山 哲)」の関係だろう。はじめ、僕は傷だらけの状態で、猫も傷だらけの状態だ。でも、徐々に「猫を飼う覚悟」を通して、生きる活力を取り戻し、彼女もできて結婚すらも視野に入れた僕は、活動の幅や深さを広めていくことになる。まるで映画のサクセスストーリーを見ているかのような復活劇は、見所だろう。

どこで試し読みができる?

試し読みを行うには、各種電子書籍サイトを利用しましょう。Amazonではキンドル、ブックライブなどでも試し読みを行うことが可能です。サイトによって読めるページ数や、キャンペーンで無料で読むことができる場合もあります。各種書店でも販売されているため、近くに書店があり即座に手に入れたい場合は、立ち読みで中身を軽く確認して、購入するのもよいでしょう。

捨てられた僕と母猫の奇跡を読んで書評など

  • 書評|捨てられた僕と母猫の奇跡
  • 感動できる一冊なのだろうか?
  • テコとは誰なのか?
  • テコがこの世を去ったのは何歳?

書評|捨てられた僕と母猫の奇跡

現代、かなり簡単に人は働けなくなる。その枠組みを狭めているのは、常に自分たちであり、便利にしているようで不便にしているのだと思う。そして、一度その枠組みから外れてしまっても、直向きにできることを重ねてみることが大事なのだろう。ただ、その初動となる原動力が、いつ、どのようなきっかけで、誰から与えられるのか。それは、誰にも想像できないし、出会ったとしても自覚的な物ではないだろう。だからこそ、今の僕らにできるのは「一期一会」という言葉を意識することだ。一回一回の出会いを大事にし、その出会いを無駄にしないように、真剣に向き合うことが大事なのだ。そう、この物語の僕とテコ(猫)のように。

感動できる一冊なのだろうか?

このエッセイは、感動できる人も少なくはないと思う。少なくとも、終盤のテコとの別れのシーンや、序盤の立ち直りでは、勇気を貰う人も多いだろう。また、猫ということも一つの要因であり、猫への理解度が高い人ほど深く読める。要所要所にある、猫にまつわる描写では、テコの気持ちがくみ取れるだろうし、僕の失敗談にも共感できるだろう。筆者により共感できるとき、この物語はとても感動的な作品に仕上がるのではないだろうか?

テコとは誰なのか?

テコというのは、保護猫であり僕がうつ病から立ち直るきっかけを与えてくれた猫のことです。物語の中心に位置し、最初は僕とテコの二人で物語が進行していきます。徐々に、僕が社会で生きていけるようになると、テコと僕以外の登場人物も出てくるようになります。

テコがこの世を去ったのは何歳?

テコがこの世を去ったのは、猫の年齢で15歳だったようです。猫で15歳というと、平均寿命程度になるのではないかと思います。基本的に、12歳から18歳であるといわれており、その中間に位置する15歳で、人間では76歳に相当する年齢です。その歳、テコは「僕」の前からひっそりとその姿を消してしまいました。猫は、自分の最期を孤独に迎えるといわれており、テコもその例に従って姿を消しました。

エッセイ|捨てられた僕と母猫と奇跡の感想の総括

今回は「捨てられた僕と母猫と奇跡の感想」というエッセイを紹介しました。エッセイというと、少し敷居が高く感じますがこの一冊は文字も大きく、変な比喩がないため非常に読みやすいです。もしも、まだ読んだことがなく、今の人生に少し迷い始めている人がいれば、是非とも手にして欲しい一冊です。

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Posted by とあるオタク